【2023年9月24日NHK総合(全国)14:35~放送】NHK様の番組「京都極上モノ紀行」にて取材いただきました
NHK様の番組「京都極上モノ紀行」にて
当方の一閑張を取材していただきました。
2023年9月24日(日)
総合「全国」
午後2:35~3:00
皆様にもご覧いただき、
お楽しみいただければと思います🍀
本当に丁寧に取材と作品の写真撮りをしていただきました✨
ありがとうございます。🙇♀️✨
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NHK様の番組「京都極上モノ紀行」にて
当方の一閑張を取材していただきました。
2023年9月24日(日)
総合「全国」
午後2:35~3:00
皆様にもご覧いただき、
お楽しみいただければと思います🍀
本当に丁寧に取材と作品の写真撮りをしていただきました✨
ありがとうございます。🙇♀️✨
先日、「京のさんぽ道」様に、当方の一閑張を取材していただきました。「京のさんぽ道」様は、京都文化の魅力を多方面から取材され、手仕事だけでなく、食・建築・くらし・行事などをウェブサイト上の記事にされています。
京都のくらしと交差する文化として一閑張についてご興味をお持ちいただき嬉しい限りです。
「暮らしのかたわらに 一閑張を」と題して記事にしていただきました。当方の右京区のアトリエにお越しいただき、お話をさせていただきました。とても良い方でした。
先日、NHKワールド・ジャパン様の番組「Core Kyoto」にて当方の一閑張を取材していただきました。
和紙の新しい方向性~持続可能で優雅な和紙づかい~
New Directions for Washi: The Sustainable, Elegant Use of Paper
と題して番組が公開されています。
此方からご覧頂けます
一閑張紹介は「11分18秒」から
始まります。
飛来一閑という者が江戸時代初期に開いた、400年続く一閑張は、その歴史の初期に2家に枝分かれしました。当方は、泉王子(せんおうし)家です。泉王子家の取材に来ていただきました。
和紙を扱う他の2者様(和紙デザイナーの堀木エリ子様、クレサヴァ株式会社の園部皓志様)とともに、当家が紹介されております。
NHKワールドですので、海外の方向けのため、英語ですが、一部日本人のインタビューが日本語となっております。
3日間、非常に丁寧に取材していただき感謝しております。
皆様にもご覧いただき、お楽しみいただければと思います。
※丁寧にお伝えできるよう「1組様(お一人でも)」ずつ開催しております。
制作時間:2時間
(4時間や、ご希望の制作物が完成するまで、などご要望承ります。)
◆「和紙製」 3,000円+材料費+送料
◆「竹和紙製」 5,000円+材料費+送料
◆「木和紙製」 5,000円+材料費+送料
※「竹和紙」「木和紙」は、体験料金に当方での下準備の料金が含まれています。
伝統工芸 飛来一閑泉王子家一閑張の14代家元 尾上瑞宝です。
みなさまに一閑張の魅力をお伝えしようと
インスタグラムを開設いたしました。
生徒様の作品など掲載してまいります。
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◆京都旅行の思い出に、伝統工芸体験
(丁寧にお伝えできるよう「1組様(お一人でも)」ずつ開催しております。)
◆教室(京都・大阪)
◆企業様向け:体験型研修
◆教育機関様向け:体験学習・修学旅行体験
◆講演
など、承っております🙇♀️
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伝統工芸 飛来一閑泉王子家一閑張の14代家元 尾上瑞宝です。
京都西陣のアトリエへ、同志社大学政策学部の皆様がお越しくださいました。国際協力やSDGsをテーマに研究されている岡本由美子教授と、 岡本ゼミの学生さん5名です。今出川の駅にある同志社大学は、地下鉄で言えばお隣の鞍馬口駅にあります当アトリエとは、お隣さん(?)ということになります。
みなさんが研究されているのは、ウガンダ現地の方たちの生計向上だそうです。ウガンダの珈琲農園の農家さんたちと、学生さんたちがやり取りをして、経済的・社会的な地位向上を目指して活動されているとのこと。今回は、ウガンダの現地の方の生計向上のために、 一閑張の手法を使って 何か作れるものがないか、と 模索する一環でお越しになりました。遠いアフリカの国ですが、他人事ではありません。
アフリカのウガンダと聞いて、私が思い出すのは、タンザニアです。以前、一閑張を当アトリエへ習いにきてくださっていたタンザニアの小学校の先生がいらっしゃいました。日本にもたびたび訪れた際に、必ず一閑張を習いにきてくださり、私のほうからは、作り方や子供の指導の仕方などを教え、タンザニアに持ち帰っていただいたのです。
さて今回は、そんな同じアフリカの、ウガンダという国とのコラボレーション研究のためにお越しいただいたわけです。学生さんのアイディアと、そしてウガンダ現地が必要としているもの、この両方をうまく融合した何かが作れないか、というのが岡本教授の思いを伺って、なるほど、と思いました。日本だけの一方的な押し付けではいけませんものね。
ウガンダの場所:
とはいえ、学生の皆さんは、一閑張が初めてとのことでした。前半は、一閑張の歴史や、どんなものであるかをお話しいたしました。単純に技術ではなく、400年受け継いできた精神が今もなお大切にされていること、お出会いの大切さ、などお話しすると、みなさんにこやかに聞いていただいていたようです。
5名の学生の皆さん、それぞれ違うものを作ってみたい、ということで、後半は実際に一閑張を体験していただくことになりました。みなさん、それぞれ個性的なアイディアが生まれました。
・柄付きのお盆
・ギターのピック
・バナナを持ち運ぶケース
・花瓶
・コースター
実は、私も昔、バナナを入れるケースを作りたくて挑戦したことがあるのです。2・3歳のころから一閑張で自分のおもちゃ作りをしていた私ですから、もう65年以上。こういった変わったものでも、意外に作ったことがあったりします。話は脱線しますが、バナナって、大きさや長さや曲がり方が、それぞれ違って、決まった形のケースをつくるのってとっても難しいんですよ。
はい、脱線しました。体験レッスンでも、よく脱線します。話しだしたら止まりません。
話を戻しますと、そんな、みなさんのそれぞれのご希望にできるだけ答える形で、それでも限られた時間内にできることを今日はチャレンジしました。バナナケースだけは色々と検討が必要なのですぐに取り掛かれないため、今日の体験では別のものをつくることになりました。新型コロナ対策のため2部屋に分かれて作業をしていただきました。
みなさんには、天然のでんぷん糊を練るところからスタートしていただきます。作りたいものにあわせて、糊の濃さ・薄さは少しづつ変えていきます。
その後は、作るものによって異なりますが、型どりや準備をしていきます。使う和紙の種類や厚み、色、特性は、作りたい物の数ほど組み合わせがあります。
こちらは葉っぱの形のコースターの型どりですね。
こちらは花瓶のための型どりです。
一閑張体験のメインはなんといっても、紙を貼り重ねる工程です。単に貼り重ねるだけに見えますが、割と個性やその人の物事への視点が反映されるものです。一人一人、進め方も、ミスの仕方も違うんです。だからこそ面白いのです。「一閑張には失敗はないよ」といつもお伝えしています。紙や作品がどんなことになろうとも、修正や軌道変更ができるんです。何事も経験し、失敗を失敗とせずに生きる糧にしながら、そしてトライ&エラーで軌道修正しながら、というのは一閑張と人生の大きな共通点なのです。そんなことも体験する皆さんには学んで欲しい、という気持ちでいつもレッスンしています。
こちらは、ギターのピックをつくるため、同じ形の紙を何枚も貼り重ねています。
こちらは紙と、西陣織の糸をデザインしています。どんな風になるのでしょう?
ざっと流れを早口でお伝えしましたが、この後は、乾かす工程があります。場合によっては、乾いてからまた別の作業を積み重ねたりします。乾いてみないと、実感が沸かないものですよね。乾燥工程には、二日ほど、ものによってはもっとかかりますので、皆さんにはまた次回来ていただくことになりました。
乾いて、完成をお楽しみに!
岡本教授のお話しの中で、SDGsや環境問題が大きな話題を呼ぶ昨今、プラスチックではなく自然な素材で作る一閑張というところ、またその場にあるものを捨てずに大事に生かしてモノづくりを行う所に目を付けていただいた、というお話しがありました。また一閑張の”こうしなければいけない”がなく、学生さんそれぞれの考えで進めていけることに魅力を感じたとおっしゃっていただき、本当に嬉しく思いました。
飛来一閑泉王子家の一閑張は、400年前に飛来一閑が考案した、和紙を張り重ね器や生活必需品を制作する技術です。和紙を張り重ねることで丈夫な構造となり、さらに軽いことから非常に重宝されました。また一閑張は、和紙で修理しながら物を大切にしながら使う文化ともいえます。技術と共に、人としてあるべき精神も当時より口伝で伝えられ、現在も、技術及び精神が14代目まで受け継がれています。
江戸時代に徳川家の生活道具を作り、多くの一閑張がつくられ、使われておりましたが、江戸幕府衰退のころから、産業革命とともに、大量生産やプラスチックの出現により、一閑張は衰退の一歩をたどりましたが、昨今、プラスチックの削減などが叫ばれるSDGsの時代となり、一閑張の技術と精神は、文化として見直される時代に入りました。
その技術と精神、文化を伝えるべく、これまで2004年より行ってまいりました展覧会を2020年もぜひ開催したいと考えておりました。新型コロナによって2020年の展覧会は開催できぬものかと懸念しておりましたが、この度、秋の開催を実現することができました。
場所は、町家スペースをお借りしました。
京都府京都市中京区衣棚通押小路上る上妙覚寺町230-1
気持ちの良い秋晴れの中、開催することができました。
(御所にて)
みなさまによる一閑張作品を多く展示させていただきました。
ごく一部の写真のみ掲載をご了承くださいませ。
素晴らしい二人の先生をお招きし、一閑張作品展の会場において、講演会も実施しました。
講演会【冨田先生】
日程:10月28日および30日の2回
演者:元京都大学宇宙物理学教室 冨田 良雄 先生
題名:「京都・一閑張と天文学」
冨田先生には、宇宙のお話しから、一閑張の歴史、京都アトリエ周辺の歴史、まで、時空を超えた内容をうまくつなげていただきご講演いただきました。宇宙の仕組のデモや、吉宗の天体望遠鏡の模型までご用意いただき、理解しやすいお話しでした。また、ネットや机上だけではなく、自分の目で見て、足で歩いて、真実を調べることの大切さを教えていただきました。
講演会【田村先生】
日程:10月31日の1回のみ
演者:滋賀大学国際交流機構特任講師 田村 あずみ 氏
題名:「『不安の時代』の抵抗と、日本伝統文化の精神」
与えられたゴールに向かって決まったレールを歩むことができないこの時代、私たちは自己責任だけでは問題解決できない世界に、不安とともに生きています。一閑張のような伝統工芸の世界に宿る「人とモノ」と対等な対話、指先で考える事が、私たちに大切な事を語りかけます。個性を持ちつつ、つながりあっていく個。ポストコロナの生き方を探るのにふさわしいお話しをいただきました。
皆様、このたびは、伝統工芸 飛来一閑 泉王子家 一閑張の作品展にお越しいただきありがとうございました。
感染を考慮しまして人数制限したこともあり、来場者の方々に交流を深めていただくことができ、「楽しかった」「ひさしぶりにゆっくり話ができて良かった」とのお声をいただくことができました。
皆様に喜んでいただくことができ、感謝感激しております。
ご来場いただきました方々、また準備をお手伝いいただきました皆様に、心より感謝申し上げます。
14代家元 瑞宝
一閑張体験では、小さいもので1~2時間くらいで完成する小物から、半日~一日ほどで完成するものまで、お好きなものを和紙で製作していただけます。
また教室では、好きな頻度で通っていただき、ご自宅にある古いものを修復したり、お作りになりたいものを丁寧に制作していただくことで、一閑張の技術や精神について学んでいただけます。
最近のお客さまによる「体験」と「教室」の例をご紹介させていただきます。
①一閑張体験:つばき
②教室:ティッシュケース
島根県からいらしていただきました。一閑張体験ということで、こちらをお作りになりました。
体験の前に、何をお作りになりたいか、相談させていただきました。椿がお好きということで、和紙の「立体の椿」に決まりました。
椿の型を用いて、和紙をたたきながら積み重ねていきます。型の線や凹凸がきれいに出る技術をお伝えしながら進めていきます。貼り重ね、修正も重ね、できあがります。このように、初心者の方でも、数ある伝統技術のひとつを、ご体験いただけます。
型に和紙を重ねていきます。だいぶ詰まってきました!
集中していただき、1時間ほどで完成しました!きれいに線が出ています。体験いただいた方にお似合いの、可愛いピンクの椿ができました。
一閑張のイヤリングもご購入いただきました。「朱珠」をお選びいただきました。ご本人の雰囲気にも、素敵なストールにも似合っています。
小皿、可愛い籠などお好きなものを自身でお作りいただける
「一閑張体験」や「教室」を開催しております。
初心者の方でもお気軽にご参加いただけます。
ぜひ伝統技術の奥深さやその醍醐味を楽しんで味わって下さい。
大阪から通っていただいているKさんです。はじめての一閑張です。明るい気持ちになるオレンジ色をお選びいただき、ティッシュケースの制作をスタートされました。編みデザインをご提案させていただき、お気に召していただきました。編みデザインのベースとなる1本1本の紙帯をご準備していただくところから始まります。
1本の帯をつくるため、何枚か紙を貼り重ねて強度を出します。これを何本も作ります。
頑張ってます。徐々に帯が増えてきました。
沢山できれば、これを箱の形になるように編んでいきます。この日は、ここまでで終了しました。次回また続きですね!
続きを乞うご期待!