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泉王子家
について
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始祖
飛来一閑Hirai Ikkan
飛来一閑(ひらい いっかん)は、江戸時代初期 寛永6年(1629年)に、戦乱の中国大陸から安住の地を求めて日本に渡来してきた明国の学者でした。古代中国に伝わる乾漆工芸の印可を受けた技術の持ち主でもあり、日本の良質な和紙を主原料に、独自の技術を考案したことが一閑張の始まりです。
もとは生活道具を長持ちさせるために生まれた技法でしたが、一閑が京都を訪れた際、一閑の作品が千家三代 千宗旦の目に留まり、茶道具としても用いられるようになりました。ここで一閑張は、千家十職として茶道具を作る「飛来一閑 飛来(ひき)家」と、生活道具を作り続ける「飛来一閑 泉王子(せんおうし)家」の二派に枝分かれします。
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「泉王子(せんおうし)」の名と「菊水紋」を百十二代霊元天皇より賜わりました。以来、飛来一閑 泉王子家を名乗り、現十五代まで代を重ねて参りました。
泉王子家では技術とともに、七ヶ条の家訓を引き継いでおります。見分を広めるために諸国を旅してまわった当主が戻った際、本人確認の手段として家訓を暗唱したと聞き及んでおります。そのため、この技術と家訓はすべて、一子相伝、口伝のみで伝え継いで参りました。
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伝統工芸 飛来一閑 泉王子家 一閑張 アトリエ夢一人
京都市右京区 詳細
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